「スポーツ川柳vol.2」最終回各賞発表



 ★最優秀賞★  
 
  静かなるボッチャが魅せるミリの技 春爺さん
     
 ★優秀賞★    
  注意数記録の隅に書き加え まこっちゃんさん
  チケットだけ日焼けをさせた夏休み ごん太さん
     
 ★佳作★    
  混セ避け距離を取りたい三チーム 城門塵さん
  モンゴルの国技と化した大相撲 山田明さん
  この時期に深刻だよね敬遠は ついにジーさん
  お楽しみはこれからというプロ野球 フーマーさん
   雨降って智が固まった甲子園  はますだれさん
  これまでの受賞作
20’3月 4月
 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月
21' 3月 4月 5月 6月 7月 8月



緊急事態宣言も全国的に解除されましたが、日常に戻るにはまだ時間がかかりそうです。各種スポーツも佳境を迎えておりますのでこのまま問題なく進行出来ることを願っております。
最優秀賞の「春爺」さんおめでとうございます。日本選手の活躍でパラの競技の中でも注目を浴びた「ボッチャ」ですが、かなり高度な技が繰り広げられました。その魅力を余すことなく一句にまとめ韻律に広がりのある秀句となりました。
優秀賞の「まこっちゃん」さん。確かに大記録は残しましたが、審議委員会からはたびたび注意を受けた横綱でもありました。勝利がすべてのスポーツとはまた違った大相撲という世界でこれをどう評価するか、問題提起にもなりました。直接には語らずも気づかせるテクニックは、さすが実力者の作品です。
同じく「ごん太」さん、直前まで迷った挙句、オリンピックは無観客、プロ野球や甲子園は観戦可など、ちぐはぐな決定にストレスや苛立ちの多い夏でした。結果残ったものが使われなかったチケットだけという、詩的で今年の夏を象徴する秀句となりました。
佳作の作品も洒落が効いてテクニックに富んだ作品ばかりとなりました。

スポーツ川柳の最終回にもたくさんの作品を投句していただきまことにありがとうございました。スポーツ川柳の募集は終わりますが、また新たな企画を考えて発表させていただきます。
今後とも、飯塚書店をよろしくお願い申し上げます。












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